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空調設備更新と運用管理による宿泊業と小売業の省エネコストダウン

きっかけは新型コロナウィルス感染症への対策

宿泊業の省エネ

伝統のあるリゾートホテルにおいても新型コロナウィルス感染症により宿泊客が急減し、低炭素化とともに経費削減のニーズが高まっています。省エネ現場踏査の結果、お客様に快適さを提供するために不可欠である空調に約40年稼働した原油炊き冷温水発生器が使用されており、大きなロスの原因となっていました。高効率空調設備EHPに更新することと来場者数に合わせて運用することで合理的に投資回収でき、200kℓ/年規模の大きな省エネと1000万円/年程度の経費削減に繋がる提案を行いました。事業計画に組み込んで取り組むことが検討されています。

小売業店舗の省エネ

不特定多数のお客様が訪れる店舗では、新型感染症対策の一環として空調と換気の調和が喫緊の課題となっています。経年劣化の進んだ空調設備の更新とともに高機能換気設備の導入について仕様と効果を検討し、約26%(省エネ 4kℓ/年、コストダウン30万円/年)の有効なシステムを提案しました。令和3年度補正予算の省エネ補助金を活用して設備更新に取り組む方針が打ち出されています。 併せて、空調と換気を対象に簡便な管理標準を作成するとともにこれに沿って運用管理するための小集団活動を提案し、立ち上げを支援しました。