【ボイラ】設置40年の老朽化設備更新でリスクとコストを削減
工場の心臓部である「炉筒煙管ボイラー」が設置から約40年経過しており、故障による生産停止リスクが高い状態でした。また、単独運用のためバックアップがない点も課題でした。そこで、高効率な「貫流ボイラー」への更新と複数台設置によるリスク分散を提案しました。 これによりボイラ効率が向上し、年間約515万円(削減率約11%)の燃料費削減が可能となりました。投資回収期間は約7.5年となりますが、安定操業の確保という金額以上の価値がある「守りの投資」として推奨しました。
【照明設備】水銀灯廃止に伴うLED化で照度と効率を改善
工場内には、既に生産終了となっている水銀灯や、2027年に製造終了予定の蛍光灯が多く残存していました。これらを最新のLED照明へ更新することで、年間約83万円の電気代削減が見込めると試算しました。 投資額約300万円に対し、投資回収期間は3.6年と短く、非常に費用対効果の高い施策でした。また、LED化は瞬時点灯が可能であるため、こまめな消灯運用もしやすくなる副次効果も併せて提示しました。
【コンプレッサ】エア漏れ修繕で年間30万円以上の無駄をカット
コンプレッサ設備の診断では、エア配管からの漏れ箇所を特定し、修繕による改善を提案しました。投資額約30万円(修繕費)に対し、年間約32万円の電力削減効果があり、投資回収期間はわずか0.9年でした。 また、運用改善として「赤外線カメラによる蒸気配管の放熱ロス確認」などの手法も案内し、投資を伴わない日常点検レベルでの省エネ意識向上もサポートしました。
